のどのしくみ

のどは鼻の奥から気管の始まりの部分のことで、医学的には咽頭と喉頭と呼ばれています。

咽頭には、食物と空気の両方が入り、それを食道と喉頭に仕分ける通路の切り替えをしています。

この弁を軟口蓋といいます。
また、食物が気管に入らないようにふさがれているのが喉頭蓋です。

喉頭というのは、気管の入り口のことで、左右の壁から張り出した二枚のひだから成り立っています。

男性の場合は、のど仏が発達しているのでその位置がはっきりとわかります。

また、のどは呼吸器としてだけでなく発声器官としての働きもあります。
喉頭蓋の下側の声帯をふるわせることで発した音が元になっています。
これが咽頭、鼻腔、口腔などを通ることで初めて声になるわけです。

声を出すこと、は脳からの運動に関与している神経(反回神経という)を介することでのどの筋肉を緊張させたり緩めたりして声帯を調節することです。

ですから、いわゆる「音痴」と言われている人は、音を聞き分ける能力がないタイプ=耳が悪いだけでなく、のどの筋肉にうまく指令が出ないために起こるタイプであることもあります。

いびきのしくみ

いびきは、睡眠中など意識がなくなった時に軟口蓋の筋肉の緊張が緩んで、呼吸のたびに軟口蓋が振動して起こる音です。
程度の差はありますが誰しもに起こる現象です。

軟口蓋は、起きている時は食道と器官の切り替えポイントですので、常時緊張した状態です。

ですが、睡眠中はこの筋肉の緊張が緩み、呼吸とともに震えることで音が出るというしくみです。

また、のどの奥にぶらさがっているのどちんこも、疲れて眠った時などには、のどの奥に落ち込んでしまうことがあります。
それで空気の通路が狭くなり、震えていびきとなることもあります。

つまり、いずれにしても、口を大きく開けて眠っていると、狭い通路にたくさんの空気が入り込み、振動も激しくなるためにいびきも大きくなるというわけです。

いびきをかきやすいのは、軟口蓋の大きい人や太った人で、これは呼吸の際に空気の通りが悪くなるためです。

また、枕が高かったり、位置が悪いと通路は一段と狭くなってしまいます。

なので、枕を低くしたり、横向きで寝ることで、通路が広がり呼吸が楽になり、軟口蓋の震えも小さくなります。

このページの先頭へ