毛髪のしくみ
毛髪は毎日成長して長くなり、成長が止まって死ぬと抜け落ちます。
そして、抜け落ちたところからまた新しい毛が生えてきます。
毛根の活動期には、再下端の毛母という組織で細胞分裂が活発に繰り返され、成長を続けています。
毛の成長が止まると(退行期)、古い毛根の細胞が死滅します。
細胞が死滅すると毛は抜け始め(休止期)、毛母では再び細胞分裂を始め新しい毛を作ります。
つまり、毛根が衰えてくると細胞分裂ができなくなりハゲてしまうというわけです。
ハゲは男らしさの象徴などと言われますが、髪の毛は性ホルモンの影響を大きく受け、
- 男性ホルモン…伸びを妨げる
- 女性ホルモン…伸びを助ける
という具合になります。
ひげ・胸毛も男性ホルモンの影響を受けますが、頭髪とは逆で、男性ホルモンは伸びを助けます。
眉毛やまつ毛などは性ホルモンの影響を受けません。
ですから、男性ホルモンの多い人は、ひげや胸毛は濃いのですが頭髪は薄い傾向になります。
また、髪を切ると伸びが速くなると言われていますが、成長は真皮内で起こるので、途中で切っても成長速度は変わりません。
白髪のしくみ
髪の毛の色を決めるのは、毛に含まれるメラニン色素の量によるものです。
メラニンが多いと黒髪、少なくなるほど茶色になります。
髪の毛の断面を見ると、外側にウロコ状に見えるのがキューティクルです。
髪の内部から栄養が逃げないようにしたり、汚れが付きにくくする働きをしています。
毛の内部は毛皮質でできており、その中にメラニンが入っています。
皮膚の色と同様、髪の色はメラニンの数で決まります。
髪のメラニンは毛母にある色素細胞で作られます。
年をとると新陳代謝が鈍くなり、毛母に栄養が回らなくなり、メラニンを作る力が弱くなりその数も減少していきます。
メラニンのあった場所には隙間ができて空気が入り込みます。
これが白髪のメカニズムです。
白髪がキラキラと光って見えるのは、隙間に入った空気が光を反射させているからです。
若い人でも、メラニンのでき方が少ないと白髪が進行します。
ストレスが原因でも白髪になることがありますが、心理的な要因を取り除けばもとに戻ります。