記憶のしくみ
生活の中で、感覚器に飛び込んでくる膨大な情報は、まずは脳に送られます。
海場から大脳皮質の連合野というところへ伝えられる中で99%の情報はふるい落とされてしまいます。
考えて思いだすような記憶は前頭葉・海馬・側頭葉などに蓄えられ、すぐ思い出せるような記憶には中枢神経系のすべてが動員されています。
システムとしては、このような感じです。
情報を視覚・聴覚・触覚で捉え記憶(1秒保持)
→海馬で一時的に短期記憶(数分保持)
→海馬周辺の記憶回路に送られる(数日保持)
→回路をぐるぐる回っているうちに大脳皮質の連合野に整理ししまわれる(数か月~一生保持)
記憶は、考えて思い出すもの(事実の記憶)と、意識せずに思い出せるもの(熟練の記憶)があります。
事実の記憶の中でも、自分とはかかわりのない学問的知識などの記憶には、主に頭頂葉、側頭葉前部が使われ、エピソード記憶といわれる人間関係・旅行・初恋などは、海馬、前頭葉が使われます。
これに対し、熟練の記憶は特に決まった場所に蓄えられるわけではなく、中枢神経のすべてが使われていることがわかっています。